骨盤から美と健康をつくる

2015.04.27

 

腰痛の犯人は…「大腰筋」

脚の付け根ってどこでしょうか?お股だと思いますよね。英語で股関節(こかんせつ)を「ヒップ・ジョイント」、略してヒップと言います。日本人は、足の付け根と言うと、お股だと思いがちですが、実はお尻、股関節です。

脚の動きは、骨盤と股関節が土台です。お尻が衰えてきたら高齢化のサインです。足腰ではありません。

腰を回すというと、腰椎(ようつい)を回すことを想像してしまいがちですが、実は回しているのは股関節です。この股関節を開いたり、閉じたりする筋肉が「腸腰筋」(ちょうようきん)という筋肉です。

腸腰筋は大腰筋と腸骨筋からなっていて、走ったり階段を昇ったりするときに働きます。この、背骨から骨盤の前を通り、太ももの内側(小転子)についている筋肉「大腰筋」こそが“腰痛の犯人”なのです。

大腰筋が弱って縮むと、背中の中心を縦に覆っている脊柱起立筋に無理がかかってしまいます。そのため、腰痛を改善するには大腰筋を鍛える必要があります。ですが、大腰筋はインナーマッスルなので直接鍛えるのはとても困難。中臀筋(ちゅうでんきん)という筋肉は骨盤の内側の大腰筋を股関節の外側からサポートする役割を持ちます。この2つは持ちつ持たれつの関係で、どちらも重要なのです。

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